歯のホワイトニングをして白い歯の人も増えてきました。
「歯、白いよね!」と言われたりすると嬉しいものです。
せっかくホワイトニングをするのであれば、一緒に少しだけ歯の形を直すと見た目が更に綺麗になります。
「歯、綺麗だよね!」と言われたり、今まで何となく歯を隠すようにしていたのが 歯を見せて笑うようになったりします。
歯科矯正を受けていると 歯並びは綺麗になりますが、歯並びを直しても歯の形そのものは変えられません。歯の先端がすり減ったり、欠けたりしているのは矯正では治せないのです。
歯科矯正はとてもいいと思っていますが、時間的、経済的、様々な理由で歯科矯正を選ばない方も このホワイトニング&歯の形を直すという方法でも かなり見た目を良くすることが出来るんです。
今回の症例は全く歯を削っていませんので、歯はノーダメージです。歯の先端や歯の周りに白い人工物(コンポジットレジン)を足しているだけなのですが、上手くやるとホントに見た目がよくなるのが分かると思います。
なお、ホワイトニングは全てホームホワイトニングでおこなっています。
(症例1)
・歯の先端がすり減って欠けている
・歯並びが斜めになっている
・歯の先端の並び方が揃っていない
・犬歯がすり減っている
全く削らずに形を直して、ホワイトニングしています
(症例2)
・歯の先端が欠けている
・歯の間に隙間がある
・前歯の歯並びが斜めになっている
・歯の先端の並び方が揃っていない
全く削らずに形を直して、ホワイトニングしています
(症例3)
・歯の先端が欠けている
・歯並びが斜めになっている
・歯の先端の並び方が揃っていない
・犬歯が八重歯になっている
全く削らずに形を直して、ホワイトニングしています
犬歯の位置は変えられないので 八重歯のままなのですが、見た目は凄く良くなったと思います。
(症例4)
・歯の先端がすり減っている
・歯並びが斜めになっている
・歯の先端の並び方が揃っていない
全く削らずに形を直して、ホワイトニングしています
(症例5)
・歯の先端がすり減って欠けている
・犬歯がすり減っている
全く削らずに形を直して、ホワイトニングしています
歯の先端が少し増えただけですが、印象はかなり良くなります。
・歯の先端を治す人工物(コンポジットレジン)は歯を保護します。歯は消耗品なので、擦り減ったり欠けたりした先端は治すべきなんです。
人間は、乳幼児の頃は乳歯ですが、6歳の頃から永久歯に生え変わり そのまま一生その歯を使います。
乳歯と永久歯の前歯の形なのですが、生えてきて最初のうちは、前歯の先端がチューリップのように丸く尖っています。
この可愛いチューリップの形の先端は歯が咬み合ううちに 擦り減って平らになってしまいます。歯はとても固いのですが、その固い歯どうしが咬み合ったり擦れたりすると擦り減ってしまうのです。つまり、歯は消耗品なんです。
そして歯はそのままどんどん擦り減って短くなっていきます。そのうちに歯にひびが入るようになります。殆どの人は気づいていませんが、20歳を超えると大抵の人は ひびが入った歯があります。
ひびの数は年齢と共に増えていき、よりはっきりとした ひびが見られるようになります。
歯ぎしりや夜中の食い縛りが激しい人は歯の擦り減り方も顕著になってきます。
犬歯が擦り減るのも歯の咬合にとっては良くありません。
・本来尖っているはずの犬歯の先端が平らになっています
・擦り減った犬歯を治した写真
(左に写っている小臼歯の先端も治しています)
詳しくはコチラを読んでくださいm(__)m
最後は歯が割れることも珍しくありません。
昔のように平均寿命が60歳前後のうちはあまり問題がなかったのですが、人生100年時代の現代では、殆どの人は一生の間に何本かの歯を割る可能性が高いです。60代から割れ始め、70代、80代になるとホントに割れる歯が多くなります。
(80代まで歯周病で歯が抜けてないのは立派なのですが)
このように、
歯は消耗品なんです。
歯は消耗品なので、擦り減ったり欠けたりした歯の先端は白い人工物(コンポジットレジン)で治しておく方が望ましいです。そうすれば、ヘルメットやクルマのバンパーのように、その人工物が歯を保護して守ってくれます。
・マウスピースを使うホームホワイトニングはお勧め。
歯は消耗品なので保護してあげた方がいいです。歯が割れるのは60歳過ぎくらいからが多いので、いかに少ないひびの歯で60歳を迎えるのかが大事です。
実は、歯ぎしり や食い縛りそのものを止めるのは難しいことが分かっています。マウスピースは、歯が割れるのを防ぐのにとても簡単で効果的です。夜、寝るときはマウスピースをして寝るのが習慣化すると安心です。
ホームホワイトニングはマウスピースを使用するので「歯が白くなる」「歯を保護してくれる」の一石二鳥なんです。ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングに比べて歯の深部まで白くなりますし、ホワイトニングの効果も長続きします。痛みも出にくいですし、一般的にトータルの費用も安価です。
更に、ホームホワイトニングに使うジェル(過酸化尿素)は元々 歯肉炎の治療に用いられていたもので、虫歯菌や歯周病菌に対して殺菌・抗菌作用があることが認められています。そういう意味も考えるとホームホワイトニングは一石三鳥と言えるかもしれません。
(症例6)
八重歯は抜歯しています。あとは歯の形を直してホワイトニングをしただけです。
歯は削っていません。
このように、ホワイトニング&歯の形を直すという方法は非常に効果が高いと思っています。
(*今回の症例は全てスタッフとスタッフの友人です)