歯みがき検定1級。歯磨きエキスパート。歯への関心を高めるために!

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歯の健康や見た目は、全身の健康や仕事においてもとても大切です。歯が大事なのは誰でも漠然とはわかっていることですが、日本人の歯に対する意識が更に高まるひとつのきっかけとして、歯みがき検定1級歯みがきエキスパートという民間の資格を考えてみました。

歯みがき検定1級歯みがきエキスパートとは?

完璧に近い歯みがきの技術予防歯科の知識を身につけ、その歯みがき技術や知識、重要性などを社会に広めることができるスペシャリストの資格です。
歯みがきエキスパートの資格は1級より上位の資格で、完璧な歯みがき技術と より高度な歯の知識を持って歯みがきの伝え手となる人に与えられます。(今後あちこちで開かれるといいなと思っている)歯みがきスクールや歯みがき講習会の講師には歯みがきエキスパートを持っている方がいいかもしれません。


歯みがき検定の意義

ほとんどの人は歯みがきがとても難しいということを知りません。歯みがきは「する」or「しない」ではなく、「出来る」or「出来ない」なんです。歯みがき検定により、歯みがきへの理解と興味を持ってもらえるといいなと思っています。
そして、実際に歯みがきが上手い人が増えて その人々が歯みがきが出来ない人々を引っ張り上げてくれるといいなとも思っています。
歯科医院で働いている歯科助手の方々や、歯科衛生士のレベルアップにもいいと思いますし、日頃 歯に気を使っている方々や 歯みがきが大好きな方々がレベルの高い歯みがき技術を身に付けるにもいいと思っています。

歯みがき検定1級の基準

歯みがき検定1級の基準は「磨き残しが10%以下であること」これのみです。

好きな歯みがきの道具を全て使ってもらって、歯を磨く時間も好きなだけ十分に取ります。自分のベストの歯みがきをして、磨き残しが10%以下に出来たら合格です。

どんな検定でも1級って難しいと思います。磨き残し10%以下という基準は実はかなり難しいです。単純に歯みがきが好きなだけの人が受けたら まずクリア出来ないですし、ほとんどの人は磨き残しを50%以下するのさえ難しいと思います。

歯を磨く技術は 普通の人が想像するよりはるかに難しいです。web上のブログやYouTubeなどで歯みがきのレクチャーも沢山ありますが、それらを見て学ぶのと 実際に歯みがきが上手くなるのは別問題です。YouTubeを見て、テニスやゴルフ、スノボ、などがすぐに出来るようになるわけではないのと一緒です。

歯みがき検定1級に合格すると!

・歯周病や虫歯になることがなくなります。
・口臭とかもありません。
・糖尿病、心臓病、肺炎、などになる確率が低くなります。
・インフルエンザにも罹りにくくなります。
・総合的に健康になりやすいので青年期~壮年期の医療費が削減されます。
・基本的に長生きで健康寿命も長くなり、寝たきりや認知症になる確率が低くなります。
・企業は、歯みがき検定1級の人材を採用すると 健康保険組合の支出が減ります。

「日本歯磨き協会」

日本には、趣味を極めたい、仕事の質を上げたいと思う人たちの為に様々な資格検定があります。
ワイン業界
日本ソムリエ協会:ワインソムリエ、ワインエキスパート、ワイン検定、etc.
全日本ソムリエ連盟:ワインコーディネーター、ワイン検定、etc.

チーズ業界
チーズプロフェッショナル協会:チーズプロフェッショナル、チーズ検定

農産物業界
日本野菜ソムリエ協会:野菜ソムリエプロ、野菜ソムリエ、etc.


上に挙げたものの他にも日本には「〇〇ソムリエ」なるものが沢山あります。そして、これらの民間の検定試験を受ける人たちのための講座も沢山あります。普通に好きから始まって、その道を極めたくなるという心理はよく分かります。
今まで、web上には(なんちゃって)歯みがき検定のようなものが全国小児歯科開業医会のHPや8020推進財団のHPにありましたが、 あくまでも歯に興味を持ってもらうためのクイズのようなものでした。
そこで、新しく「日本歯磨き協会」(名前テキトーです)のような協会が作られて、「歯みがき検定1級」、及びその上級の「歯科エキスパート」なる資格が新しく作られるのは面白いのではないかと思っています。

「日本歯磨き協会」
のようなものを、サンスター(株)やライオン(株)が作るのもいいと思いますし、ミュシュランガイドをタイヤメーカーが作っているように、資生堂やコカコーラなどの他業種の会社が始めてくれても面白いと思います。資生堂やコカコーラなら世界基準になることも可能ですし、企業の宣伝やイメージアップにもなっていいのでは?と思っています。

まとめ

昔に比べると、日本人も歯科矯正を受ける人が多くなりましたし、最近ではホワイトニングをして白い歯の人も増えてきました。ですが、定期的に歯医者に行って歯や口のケアをしている人はまだ多くありません。痛くなるなどの症状が出ない限り、歯科に足が向かない人も多いです。
欧米では、歯や口の定期ケアは当然とされています。日本では治療のために歯医者へ通い、欧米では予防と美容のために通うといった認識の違いが、他の先進諸国と日本の歯科への受診率の差になって表れていると思います。

 欧米と比較すると日本では、50歳以上の人の入れ歯率がとても高くなっています。虫歯や歯周病になる前に予防ケアを受けた人と、痛くなった時だけ歯医者へ通う人とでは最終的に残る歯の数は大きく異なります。


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中国で1985年頃から鄧小平が唱えた「先富論」という「先に豊かになれる者から豊かになれ。そして落伍した者を助けよ」というものがあります。歯みがき検定によって、「先に歯みがきが上手く出来る者から上手くなれ。そして出来ない者を助けよ」という流れが出来るといいなと思っています。

 

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