1. まず、磨いて欲しい場所は歯と歯肉の境目です。この境目が磨けないと将来きっと入れ歯になります! 歯の周囲をぐるっと一周 全部磨く必要があります。歯の内側(裏側)も磨くし、歯の間も磨くし、 当然 外側(表面側)の 歯と歯肉の境目も磨かなければなりません。
2. ここが肝心なんですが、ちゃんとやる気になれば「そこそこ歯は磨けるんじゃない?」と思っている人がほとんどだと思います。ですが、それが入れ歯になる原因なんです。99%の人は、全然 上手く磨けない!! のですが、磨けてないなんて思ってもいないですよね。
上の写真だと、歯と歯肉の境目は100%磨き残ってます。正面(外側)で磨き残るんですから、裏側(内側)も当然100%磨き残ります。
3. 磨き取ってほしいのは、食べかすじゃなくて歯垢! 歯垢1gの中には細菌が約1000億匹います。
4. 歯垢を磨き取るには、何かで物理的に触る以外に方法がありません。デンタルリンス、ジェット水流、超音波の泡(?)、電流を流す(?)、全て効果がありません。
ハブラシ(手動、電動)、歯間ブラシ、デンタルフロス(糸ようじ)、これらのモノを駆使する技術力(テクニック)を上げるのが大切です。歯の形は球体なので下のサッカーボールを歯だと思って、これらの全ての面を綺麗にするには どうやるか? がイメージ出来るといいです。
5. 「上斜め45°の角度から毛先を向けて、歯周ポケットに毛先を入れるように磨く」
というのは正しくありません。球体のものを磨くには、全ての方向からハブラシが来て欲しいので、上斜め45°から以外にも下斜め45°や左下斜め45°、etc.のありとあらゆる角度からハブラシを向ける必要があります。そもそも、歯周ポケットにハブラシの毛先を入れるなんて無理です。まず、出来ないです。
この絵は無理!
(これに関しての詳しくは↓↓↓)
6. ハブラシの角度と方向を鏡で確認する。
ちゃんと磨きたいなら、見ないことには始まりません。テレビを見ながら掃除とか、目を閉じて掃除機をかけるとかしても ちゃんとは綺麗に出来ないですよね。
歯は球体なので、球体を綺麗にするには 下から上方向にブラシを向けないと毛先は触れもしないです。
7. ハブラシの種類に関係なく、角度と方向が全てです。電動ハブラシが いいわけでも悪いわけでもありません。魔法のハブラシはありません。魔法の毛先もありません。動かし方は、小刻みに動かしたり、振動させたり、叩くようにしたり、色々なテクニックがありますが擦るのと 毛先を刺し込む両方のイメージが持てるといいです。
8. さらに重要なのが、歯間ブラシとデンタルフロス(糸ようじ)を使用することです。これらがないと半分以上磨き残ります! 普通のハブラシだけで虫歯や歯周病を予防するのはほぼ不可能です。
hamigaki8020.hatenablog.jp
(終わりに)
とにかく、鏡を見て練習あるのみです。鏡! 最重要です。
あと、とても歯磨きが上手くなったとしても、2~3割は磨き残す(どうしても磨けない)ものなので、歯科医院で時々クリーニングした方がいいですよ。
下のグラフを見ても、ちゃんと定期的にキレイにしている国の方が歳を取っても歯が残っているでしょ?
もう少し、詳しく読みたい方はコチラ↓↓ もどうぞ。
正しい歯の磨き方。難しいよ!(前編) - hamigaki8020’s blog
正しい歯の磨き方。難しいよ!(後編) - hamigaki8020’s blog
QOL(Quality of Life)向上の一助になれば...。
ではでは。
(ホリエモンちゃんねる)