他では聞けないかも?な予防歯科の話。

長文が苦手な方は↓↓↓

 

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こんにちは。ようこそハミガキ8020ブログへ。ところで、まだ口の中に歯が残っていますよね?


では、一生涯 その歯を残せるように頑張りましょう!
絶対に残せます! 100%絶対に残せるんです。
正しい知識と ちょっとの努力をして歯を残せると、あなた自身だけでなく、あなたの家族や しいては日本全体にもいい影響があるんです。


このサイトでの予防歯科は単なる歯周病予防や虫歯予防といった事ではなく、生涯に渡って歯を残す!です。
20代、30代、40代、そして50代は歯があって入れ歯じゃないのは当たり前で、本当に歯を失うのは60代以降がほとんどなんです。80歳を越えて、90代、100歳オーバーになったときに歯がどれくらい残っているかが重要なんだと思いません?

中々、若い年代で後期高齢者(75歳以上)になったときの事なんて考えないですよね。でも、還暦(60歳)を迎えてからじたばた真剣に対処し始めるよりも、若い時代からケアをして いかにいい状態で60歳を迎えるかが大事なんです。
歯周病などが かなり進んだ状態で60歳を迎えてしまうと、もし年に1本だけ歯が抜けるとしても70歳までの10年間に10本の歯を失いますよね。80歳までの20年間には20本喪失でしょ?
今どき、80歳は人生のゴールにしては早すぎます。80歳からあと10~20年は普通に生きる可能性を考えておかないといけないから、60歳からのあと40年間は歯を保っていただかないと最後は入れ歯の生活になってしまいます。


予防歯科の話をしていると患者さんからよく言われます。
「先生、私は そんなに長く生きないですから!」
「いやいや、80くらいで私はもういいです!」

僕は大抵 こう答えます。
「もし、80でならね、 それはそれでいいんですよ。人生の最後まで歯があった ってことですから。でも、もしそうじゃなかったらどうします?大変でしょ?人生、想定外ってあるかもしれないですよね? もし90だったらどうしよう...。90越えたらどうしよう...。ホントにね、80だと思っていて、もし運が悪かったら100なんですよ?!! 最高に運が悪かったら110だってあるかもしれない。
保険だってそうでしょ?地震保険、ガン保険、自動車保険、そんなの使用をするのを前提に入らないでしょ?いざと言うときの準備じゃないですか。

歯も80で死ぬのを前提に考えていて、もし90、100だったらどうしよう...って考えないと。100歳以上までを考えとかないとホントに後で後悔しますって!」

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癌にならないためには タバコを吸わない方がいいとか、適度な運動をした方がいいとか色々言われていますけど絶対に発癌を防ぐ方法ってないですよね?

でも、歯を失って入れ歯にならない方法はわかっているんです。絶対に絶対に予防できるんです。そこには運とか抽選とか無いんです。本当は全員が死ぬまで自分の歯で咬めるんです。

現在の日本では、高齢者になって亡くなられるときに9割の方は入れ歯が必要な状態なんですよ。あぁ、ホントにもったいない...。本当は10割全員が助かるのに。

・正しい知識と歯磨きのテクニック
・食い縛り(歯ぎしり)を防いで
・年に何回か歯科医院で歯石を取ってもらってクリーニングをする
これで、死ぬまで大丈夫です。最期まで自分の歯でいけます。
書いてしまえば、本当にこれだけで大丈夫です。
簡単に聞こえません?
当たり前ですけど、出来る人には簡単なんです。でも、殆どの方は出来ないんですよ。だから9割の人に入れ歯が必要なんです。

まず正しい歯の磨き方が出来ない、というよりかやり方を知らないんですよね。入れ歯になりたくなければ、歯と歯肉の境目のところの歯を磨くのが大事なんですが、歯を完璧にちゃんと磨くのって非常に難しいです。ある程度 磨くだけでも普通の人はまず出来ません。半分の50%磨き取れる人が30人に一人くらい いらっしゃるかなぁ...ってレベルです。

ここが非常に重要なので、もう一回言いますね!
ホントに歯を磨くのって難しくって、真面目に一生懸命に磨いても半分どころか20%くらいしか取れてなくて8割がた平気で磨き残します。10割 磨き残す人も全然 珍しくないです。
我々、歯科医師や歯科衛生士のプロですら 磨き残し0%に完璧に磨ける人って100人中に3人はいないと思います。

家に たまたまピアノがあって一人でテキトーに弾いていたら いつのまにか凄い演奏が出来るようになった! なんてことは無いですよね。
書道とかもテキトーに書いてて いつのまにか凄く上手くなって展覧会で入賞! なんてことも無いわけです。


歯磨きも小さい頃からの習慣でやってるだけで、いつのまにか上手く完璧に磨けるようになってる! なんてことは無いんです。
ピアノ、バイオリン、などの楽器の演奏。書道やぺん習字。野球、サッカー、テニス、水泳、あらゆるスポーツ。これらと一緒で、歯磨きも習って、経験して、練習していくしかないんです。
ギターを弾きたい♬ 一回習ったところで弾けるようにならないですよね。
スキー、スノボを始めたい♬ Youtubeでレッスン動画を見たところで滑れるようになったりしないわけです。


なぜか、歯磨きだけは「真剣に磨けば出来るんじゃないの?」 と思ってませんか?

磨き残すのは「時間がなくて..」とか「もう疲れて面倒くさくて..」とか「酔っぱらっちゃうと もう気力がなくて..」とかの言い訳をよくされるんですけど、今日は「時間もある」「気力もある」「やる気もある」ってときでも全然 磨き残るんですって!

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現在、残念ながら歯の無い高齢者の方々だって子供の頃から歯磨きはしてたんです。磨いてないから入れ歯になったわけではないです。
「さぼって歯は磨かなかった」⇒だから入れ歯になった
これなら仕方ないです。だけれど実際のほとんどは
「歯は磨いていた。中高年になってからは気合いを入れて磨いていた」⇒だけど入れ歯になった...。です。

どうやったら歯を失わないように予防できるのか?是非、正しい知識を自分のものにして生涯に渡って歯をキープしてください。


ところで、歯の調子が悪い。気になる。そんなときネットで情報を得ようとしますよね。僕も もし歯科医師でなかったらそうすると思います。

検索サイトで「歯周病」「予防歯科」などの言葉を入れると、全部見るにはいったい何日かかるんだろうという位の検索結果がヒットします。しかし、間違った医療情報もいっぱいありますし、結局は、商品の宣伝に行きつく為だけのサイトもあります。
キュレーションサイト(まとめサイト)のようなものだと医学知識に乏しい人が編集していて内容が支離滅裂なものもあって、首をかしげたくなるような不正確な情報が蔓延(まんえん)しています。とにかく、コピー記事のコピーのコピーが多すぎるんです。

もし、ひとつひとつの記事の内容は正しいとしても 全体としてそれで本当に歯の予防が出来るの?本当に死ぬまで自分の歯で全うできるの?と疑問符が付くのも多いです。
「木を見て森を見ず」的で、重要なポイントがあやふやだったり、どうでもいい視点が書かれてたりして、一般の普通の人が予防歯科の本質を掴むのはかなり難しいんじゃないかな?と思っています。


このブログでの情報に納得して実行して貰えなければ意味ないですよね。ここでの情報に信憑性があると感じていただけなければ、せっかくこのブログを読んでいただいたても単なる時間の無駄になってしまいます。「信じるか信じないかは、あなた次第」なんていうのは全くダメなので、具体的なたとえ話などを多用して書いていきたいと思います。

ここの他の投稿も読んで、是非 人生の最後まで自分の歯でいける実力をつけてください。m(__)m

QOL(Quality of Life)向上の一助になれば...。
ではでは。


↓↓↓ 長文ですけど、ご自身の歯に意識を高めていただければ♬

 

 

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むだ死にしない技術

むだ死にしない技術

 

 

ホワイトニングするなら、ホームホワイトニングが圧倒的におすすめな訳

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歯のホワイトニングには2つの方法があります。歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅で自分で行うホームホワイトニングです。
(セルフホワイトニングとかは、歯のクリーニングなので 実際に歯が白くなる訳ではありませんので除きます)
長年、歯のホワイトニングに携わってきた歯科医師の意見として、個人的には圧倒的にホームホワイトニングをお勧めします。一度で白くなるホワイトニングが良いホワイトニングではないです。
(ホームホワイトニングでも歯科医院によってやり方、ノウハウが違うので全て同じ結果になる訳ではないのはご理解ください)

・ホームホワイトニングをお勧めする理由

1. 白さが年単位で長持ちします
2. 歯の内部までしっかりと白くなります(なので白さが長く続く)
3. 白くなった歯の白さが自然な白さで、人工物っぽい白になりません
4. 知覚過敏がほとんど出ないです
5. マウスピースを使うので、食いしばり、歯ぎしりで歯が壊れるのを防止できます
6. 使用するホワイトニングジェルには殺菌作用があるので、歯垢中の細菌増殖を抑制し虫歯や歯肉炎の抑制に効果があります
7. コストパフォーマンスに優れています

1. 白さが年単位で長持ちします

写真は上の歯だけを何年か前にホワイトニングして その後はクリーニングだけしているケースです。下の歯は天然のままなので、上下の歯の白さの違いを見てください


ホワイトニング後、4年が経過しています。ピーク時も白さよりやや色落ちしていますが、まだ白さはキープされています
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ホワイトニング後、3年が経過しています。まだ白さはキープされています
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ホワイトニング後、4年が経過しています。まだ白さはキープされています

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2. 歯の内部までしっかりと白くなります(なので白さが長く続く)

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの違いを説明します

オフィスホワイトニング
強い薬剤で短い時間 効かせます

強い高濃度の薬剤で、エナメル質表面の性状を変えて、外から入ってきた光がエナメル質の表面で乱反射するマスキングという効果で歯を白くみせています

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簡単に言うと、透明なガラスの表面を細かくザラザラにして くもりガラスにして白く見せている感じです

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ホワイトニングジェルが作用している時間が短いので、歯のエナメル質の内部の着色を分解するのは難しいです。

また、歯の表面は常に脱灰と再石灰化(溶けたり、元に戻ったり)を繰り返しているのでオフィスホワイトニングでエナメル質の表面をくもりガラス状態にしても段々と元に戻ってしまいます。これがオフィスホワイトニングの効果が長続きしない理由です。


ホームホワイトニング

弱い薬剤で長い時間 効かせます
弱い低濃度の薬剤なので、歯のエナメル質の表面の性状を変える力は弱いです(くもりガラス状態にならない←メリット)
長い時間をかけて歯の内部から漂白していきます。そのため、自然な白さになるだけでなく、後戻りしにくくなります。歯の内部から発生する黄ばみに特に効果があります。


ホワイトニングの概念図

ホワイトニング前。歯の内部に着色があり歯が黄色く見えている

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オフィスホワイトニング。歯の表面をくもりガラス状態にして内部の色を隠している

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ホームホワイトニング。表面はそのままで内部の着色を分解して漂白して白く見せている

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3. 白くなった歯の白さが自然な白さで、人工物っぽい白になりません

オフィスホワイトニングは歯の表面をくもりガラス状態にして歯を白く見せるため、出来上がりがマットなチョークっぽい感じになることが多いです。この人工的な感じが好きな人もいらっしゃいますが、あまり綺麗と思っていない歯科医師は多いです。裏の表現ですがトイレットカラーと呼ばれることもあります

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ですが、アメリカ人はこの色が好きな人も多いみたいです
この お2人はセラミックかもしれませんが、

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次の女性2人は とても自然な白い歯をしています

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4. 知覚過敏がほとんど出ないです

ホームホワイトニングは薬剤が弱く低濃度なので、歯への作用がマイルドで知覚過敏が出にくいです

5. マウスピースを使うので、食いしばり、歯ぎしりで歯が壊れるのを防止できます

多くの人は食いしばりや歯ぎしりをしていて、60歳を越えたあたりから歯を破折させてしまいます。ホワイトニング関係なくマウスピースはした方がいいです

 

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6. 使用するホワイトニングジェルには殺菌作用があるので、歯垢中の細菌増殖を抑制し虫歯や歯肉炎の抑制に効果があります

使用するホワイトニングジェルには殺菌作用があり、更に他の抗菌剤と違って耐性菌も出現しないので、繰り返しの使用が可能で、ホームホワイトニングジェルによる殺菌処理は非常に有用です。これにより、歯垢中の細菌増殖が抑制されるので 虫歯や歯肉炎の抑制に効果があります

7. コストパフォーマンスに優れています

元々、ホームホワイトニングの方がオフィスホワイトニングより値段が安く設定されている場合が多いです。ホームホワイトニングの完了後は、白さが後戻りしにくいので年単位で白さをキープ出来ますし、もう少し白くしたいときも ホワイトニングジェルを足せばいいだけで マウスピースの再制作も必要ないため とても安価で済みます
それに対して、オフィスホワイトニングは白さをキープするために 繰り返しホワイトニングを行う必要があります

8.デュアルホワイトニングについて

 

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を行うデュアルホワイトニングというものがあります。オフィスホワイトニングによって歯の表面をくもりガラス状態にして、ホームホワイトニングによって歯の内部も白くする方法です。

ホームホワイトニングを行うにあたって、更に直ぐにも歯を白くしたい場合は便利です。ですが、これのオフィスホワイトニングの部分は何か月かで後戻りするため、結局はホームホワイトニングと同じ効果になります。メリットとしては、
・直ぐに歯が白く見える
・効果が最大に現れる期間中は とても白い歯になります
デメリットは
・デュアル特有の効果は何か月かで無くなります
・透明感のない、マットな白さになりやすいです
・とにかく高い

概念図

ホワイトニング前

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オフィスホワイトニング後

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ホームホワイトニング後

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デュアルホワイトニング後

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デュアルホワイトニングの何か月か後
(結局ホームホワイトニング後と同じになります)

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デュアルホワイトニングの概念グラフ

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・ホームホワイトニングがお勧め


直ぐに、今日明日にでも歯を白くしなければならない方 以外にはホームホワイトニングがお勧めです。費用が安い、自然な綺麗な白さ、白さの長続き、などなどメリットがいっぱいです。更に、ホームホワイトニングのメリットは手軽さだけでなく、自分の望む白さまで好きなだけホワイトニングできることです。実際、ホームホワイトニングを続けるとオフィスホワイトニングよりも白い歯を目指すことができます。

最後にもういちど、
(ホームホワイトニングでも歯科医院によってやり方、ノウハウが違うので全て同じ結果になる訳ではないのはご理解ください)

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